放射線部

“患者様のために迅速、丁寧な対応にて有益な診断画像を提供します。”をモットーに
放射線部は4名の診療放射線技師にて平日及び休日での24時間救急対応を取り放射線業務を行っています。
導入されている設備として以下の装置があります。

  1. 一般撮影装置(胸部や腹部など全身のエックス線撮影をします)
  2. X線透視撮影装置(消化器系等の撮影や整形外科領域の撮影、骨折の整復等に使用します。)
  3. 骨密度測定装置
  4. CT装置
  5. MRI装置

これらより放射線部主力の装置をご紹介します。

CT

CT検査はエックス線を使って身体の断面を撮影する検査です。短時間にて全身の臓器の撮影が可能です。そのため呼吸による画像のブレや、臓器の位置のズレ殆どなく病変の発見に役立っています。特に胸部エックス線画像では描出されないような小さな病変が映し出されます。また造影剤を使用することにより血管や病変が描出されやすくなり正確な診断が可能となります。
2019年より新たに心臓CT検査、内臓脂肪CT検査を始めました。心臓CT検査では、
阪本院長の下で行っています。心電図を採りながら造影剤の急速注入により心臓全体の撮影をします。検査時間は約30分程度で終了します。内臓脂肪CTでは、お臍の周りの腹部の断面像を撮影して内臓脂肪の蓄積を測定します。

心臓CT
心臓CT
胸腹部3次元画像
内臓脂肪画像(赤:内臓脂肪)

MRI

MRIは磁石と電波を利用して検査を行います。CT検査に比べて撮影時間がかかりますが、
脳、脊椎、四肢骨、肝臓、骨盤内臓器に発生した病変に対して優れた描出能があります。エックス線検査では描出されないような骨折がMRIにて描出されたり急性期脳梗塞の診断には不可欠な検査です。また造影剤を使用せず脳や頸部、下肢などの血管を描出することが可能です。

脳血管
頸部血管
脳梗塞
腹部 胆管及び膵管
膝関節

骨密度検査

骨の密度を測定し骨に含まれているカルシウムなどの量を測定する検査です。年齢と共に骨量が減少します。特に50歳を過ぎた頃から減少が著しく腰痛や骨折の原因となる骨粗しょう症があります。その診断には、正確な骨密度測定による早期発見が大切であり、当院ではエックス線を用いて腰椎及び股関節の骨密度を測定しています。検査時間はおよそ5分程度です。

腰椎(緑:正常範囲 
   赤:骨量減少)
股関節

 

◎当院放射線部にて検査を受けられる皆様へ。
 
医療機器の高度化に伴い、スタッフ一同撮影技術の向上を図るため積極的に研修会への参加をしております。安心して検査をお受け下さい。